« 2009年11月 | トップページ | 2010年2月 »

不思議なスパイク・ジョーンズ監督

2009年最後の仕事は「かいじゅうたちのいるところ」のスパイク・ジョーンズ監督の通訳。

ご存知モーリス・センダック氏の有名な絵本の実写版映画化です。来日したのは監督の他、主演のマックス役のマックス・レコーズ君とプロデューサーの方。

それにしてもスパイク・ジョーンズ監督は不思議なオーラを放つ方。あまり取材は好きではない様子で、質問にも「わからない・・・、さあ、どうだろう」的な返事が多い。「映画を通してなにを一番伝えたかったか?」と聞けば「それは観客の方が観て感じてくれればいい」とか「メッセージをお願いします」と言うと「とくにない」などといった調子。

あるインタビューで「ストレスの解消法は?」と聞かれると、スタッフに部屋の電気を消すように指示し、真っ暗の中で「これいいだろう?ストレスも和らぐだろう?」と言ってその後、残りの時間はずっと真っ暗闇でインタビューは続行されました。話すだけの彼はいいとして、通訳する私は通常メモを取るのですが、まったく見えない!インタビュアーもメモしてきた質問が見えない!coldsweats02

写真撮影になると、カメラマンが「こういうポーズでお願いします」などと言おうものなら、絶対にそのポーズはとらない。それまで頬杖をついていたとしても、「そのまま頬杖をついていてください」などと指示した途端に頬杖をやめてしまう。要は指示されるのが嫌いなんですね。ご自分は監督だから人にはしょっちゅう指示しているでしょうにね~(笑)

でも「スリー・キングス」ではジョージ・クルーニーやマーク・ウォルバーグと俳優として共演していただけあって、端正なお顔立ち。はにかんだ笑顔も可愛い。ソフィア・コッポラやミシェル・ウィリアムズが惚れたのも頷けます。もちろんルックスでなく、監督としての才能、独創的な感性に惚れたのかもしれませんが。

監督作品の「マルコヴィッチの穴」や「アダプテーション」は度肝を抜く奇抜さで私たちを驚かせてくれました。彼の持つ少年っぽい不思議なオーラは確かにあの不思議な作品に通じています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2009年11月 | トップページ | 2010年2月 »